宿(旅館・ホテル)で朝起きたら子供がおねしょをしていた!どうすればよい??

思うこと

いよいよ本格的に寒くなってきましたね!!

週間天気予報最低気温が一けた前半に・・・

今週木金あたりは最低気温が1~2度!!
山の方では雪が降るかもしれませんね。

今週あたりそろそろスタッドレスタイヤに履き替えようかな・・。
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。今日は久しぶりに旅行豆知識シリーズです。ん?!そんなコーナー一度も名乗ったことなかったですねf^^;宿側から見た、旅行の際に知っておくと便利な豆知識を今日はお伝えいたします♪今回のテーマはズバリ、お子さんのおねしょ。

旅先の宿でお子さんがおねしょをしてしまったらどうしよう、心配される親御さんっていらっしゃるんじゃないでしょうか?

おねしょ

私も宿を継いで20年。お客様のお子さんがおねしょをしてしまった。年に1回ぐらいのペースで遭遇します。そう考えるとかなりの回数対応してますねf^^;。なので、たくさんのお客様の行動をみてきました。事業者側から見て、こんな風にお知らせ頂いたらありがたいな、お客様自身の行動で結果として費用も大きく変わってくるな、という気づきが色々とありました。

お子さん連れでご旅行をされる方はぜひ知っておいていただくと有益な情報になると思いますので、お子さんがおねしょをされた際、お客様にとってベストな対処方法を今日はお話しさせて頂きます。

過去20年で私が経験したケース

お子さんがおねしょをされた際、あなたならばどのような対応をされますか?私が過去20年間で対応させて頂いたことのあるのは大きく分けると下記の3ケース。

(1)朝すぐにお子さんがおねしょをされたことを申告された

(2)従業員が朝食中にお布団を上げに行った時におねしょをしている布団を発見した

(3)おねしょした布団が押し入れに片づけてあった

えっと、、、

宿泊施設として一番助かるのは(1)です。お客様にとっても(1)が一番良い結果となります。(2)(3)の場合、お客様が多額の金銭的負担をしなければならないケースがあります。


え~~~!!金銭的負担って何???

ズバリ、お布団のクリーニング代です。地域により相場は異なりますが、敷布団で大体5千円ぐらいです。掛け布団は3千円ぐらいから。から、というのは羽毛布団になると高くなるため。ちなみに当館の掛け布団は羽毛ですのでクリーニングに出すとなると高めです。

(2)の場合、放置したままになっていると掛け敷どちらもクリーニング、ということになりやすいです。料金が2倍になります。ずいぶん昔の話ですが、(3)のケースがありました。押し入れ内で他のお布団にも臭いとシミがつき、複数枚クリーニングに出すことになってしまいました。そうなんです。放置しておけばおくほどクリーニング代がかさむ可能性があるのです。

事前に自分から言うことで宿側の対応が違う

実はお布団も宿泊施設の備品ですので、お客様が故意ではなくおねしょをしてしまった場合(つまり、備品を壊してしまった場合)、保険で対応できます。保険に入っている宿とない宿がありますので注意が必要ですが、当館は入っています。つまり、おねしょをしてもそのクリーニング代は保険適用で少しばかりの免責料で大丈夫なのです(1枚千円、通常ですと掛けと敷きで2千円。あくまで当館の場合です)

で、当館の場合、ご申告いただけないお客様にはこの保険のことを言わないことがあります。もっと言えば、お子さんがおねしょをされた旨の報告とともに謝罪もない親御さんにはこの保険のお話はしない、と決めています。

なのでスタッフから「〇〇のお客様、お布団におねしょされています」という報告を受けたら「お客様が言ってこられたの?スタッフが見つけたの?」「お客様は謝罪された?」と確認するようにしています。

嫌なことを確認するオーナーだなぁ・・・

そう思われるかもしれません。でも、ちゃんと報告して下さるお客様、謝罪して下さるお客様にはこちらも誠意を持って対応したいですし、出来るだけ金銭的負担がないようにして旅が嫌な思い出にならないようサポートさせて頂きたい。逆に宿の備品を使えなくした罪悪感を持っていないお客様は、その時点で自ら旅をつまらないものにしてしまっていますし、宿側としても正直二度と来てほしくないお客様です。

実は宿としても、これを繰り返すことで近年はちゃんと報告して下さるお客様ばかりになり、良いお客様ばかりお越しいただけているようになります。今の当館はそれに近づいてきているな、と感じています。マナーの良いお客様を増やすことが、結果としてお越しくださる多くのお客様が快適にお過ごしいただける宿にできる。理想的です!!

過去にまだ当館が保険に入っていなかった頃、クリーニング代5千円を請求して逆切れされて後日予約サイトのクチコミに「クリーニング代をとられた」と低評価の書き込みをされたことがあります。逆に、お子さんがおねしょをした後も当館にお越しくださり、そのお子さんがもう成人してお越しいただく度にそれが笑い話になっている常連さんもあります。

お子さんがおねしょをするのは仕方ない面もあります。普段おねしょをされないお子さんでも、環境が変わるとそういうこともあります。それも旅の思い出、私たち宿側もおねしょをされること自体を苦だとは思っていません。お客様がそのことを申告されなかったり、隠したりされた時に初めて宿側の”苦”が始まります。おねしょを良い思い出にするのも嫌な思い出にするのもお客様次第です。

三世代家族家族で素敵な思い出を作ってほしい!!

寝汗、ビールやお酒をこぼした、血が付いた等でも同様

おねしょに限らず布団や座布団を汚した時は宿側に申告することをお勧めします。私も30歳ぐらいの頃、宿泊したペンションのお部屋で誤ってワインをこぼしてしまい、シーツを汚してしまったことがあります。深夜だったので翌朝すぐに謝罪したところ、「シーツはリースだから大丈夫よ~」と笑顔でいってもらえました。何かを壊した、汚してしまった時は隠さずにちゃんと報告しましょう。正直に伝えることで良い関係性が築けます。逆に、隠すことでお互いの心証が悪くなり、旅の思い出が悪いものになってしまうのは残念すぎます。

いざ、そうなった時は頭が真っ白になってどうすればよいかわからないかもしれません。

おねしょ等でお布団を汚してしまった際は、出来るだけ早く宿に報告する

事前にそう覚えておくだけで、いざという時気持ちが軽くなります(^o^)。

追伸。実は「旅館でおねしょをしてしまったら」で検索するとQ&Aサイトなどで「クリーニング代は支払わなくていい」「請求する宿は非常識!」という書き込みを多く見受けました。正直びっくりしました。明日のブログではこのことに関してということで続きを書きますね。

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