JR香住駅発上り線減便問題、何も行動していないわけではありません

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JR香住駅発上り線減便問題、何も行動していないわけではありません

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!

先日、日本海新聞さんと神戸新聞さんにJR香住駅発上り線減便問題について記事にしていただきました。鍵付きの記事ですが、日本海新聞さんの記事は以下のリンクとなります。

JR豊岡―香住間 列車減便1年 観光打撃、懸念現実に 関係者ら働きかけ本格化 | 日本海新聞 NetNihonkai
2023年春のJR西日本のダイヤ改正で、山陰線豊岡―香住間の普通列車4本が減便となってから1年が過ぎた。この中には、香美町香住区内を訪れる宿泊客が多く利用していた午前9時38分香住発豊岡行きの上り列…

こちら、とてもよくまとめていただいています。私自身、昨年度より観光協会の役員をしている関係上、一連の流れを理解しています。実際の当事者である宿の立場からも、この記事に沿って、現状を報告いたします。

日本海新聞JR問題の記事

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※記事全文はリンク先からお読みいただけます(有料記事となります)。

JR香住駅発復路減便問題とは?

2023年春のJRダイヤ改正で、山陰線豊岡香住間の普通列車4本が減便となりました。その中には、観光でお越しいただいたお客様が最も多く利用する上り線香住9:38発が含まれています。この列車がなくなったため、お客様はお帰りの際、8時半の列車か11時の列車しか選択肢がなくなりました。通常宿泊施設のチェックアウト時刻は10時。朝食を食べてから8時半の列車だと早すぎる。11時だと遅すぎるし、宿側も昼食のお客様の多い冬の繁忙期だとお客様の朝食を早めたり、遅くまで宿に滞在してもらうことは難しいです。

香住の場合、100軒近くの宿がありますがその多くが民宿で、時間を潰すロビーのある宿も少ないですし、香住駅はまだしも柴山駅、佐津駅は早めに駅に到着しても暖房設備がなく、冬はとても寒い中で1時間後に来る列車を待たなければなりません。

柴山駅舎は暖房がないだけでなく、数名が座れる程度の広さです

地域の人口減少、自動車道路の延伸などもあり、JRの利用者が減っており、減便されること自体は受け入れざる得なくなってきています。ただ、どの便を減らすかで地域に与える影響は大きく異なります。

JR香住駅発上り線減便3つの問題点

今回、上り線香住9:38発の列車が減便になったことの何が困ったのか。3つあります。

1.二番目に乗客人数の多い便が減便された

日本海新聞さんの記事でも最初に取り上げられていますが、朝の学生が利用する列車を除けば2番目に多い便を減らしたこと。このことが今回一番の問題となります。減便するにしても他の便ではダメだったのか?よりによって観光客が最も多く乗車している便をなぜ無くしてしまったのかということです。特に11月から3月の松葉がにシーズンは、JRさんもかにカニ列車を走らせているほどですので乗車人数が多いことは把握できていたはず。少しでも売上に寄与する便を無くしたのは、理解に苦しみます。観光業にも大きなダメージとなりました。あえてそこまでするということは、数年後に廃線を見据えた行動ではないかと私たちも心配になってきてしまいます。

2.私たちが減便を知ったのは実施日のわずか18日前

今回、2023年3月18日のダイヤ改正から減便となったわけですが、私たち観光事業者が減便を知ったのはダイヤ改正の発表日である2023年3月1日です。つまり、18日前です。当館でも松葉がにプランのお客様は3月31日まで受けておりましたので、3月19日以降にJRでお越しになられたお客様は、帰りの列車がなくなっていてビックリされていました。

地域住民が減便を知るのは直前だったわけです。

また、2023_2024年松葉がにシーズンにおきましても、リピーターのお客様は帰りの列車がなくなっていることを知らずにお越しになる方も多数でした。むしろ、事前に調べてなくなっていることに気づいて確認のお問い合わせをいただいたお客様は数件でした。

私たちが知ったのが18日前というのも混乱を招きましたが、事前に行政や観光協会に確認の連絡が入っていなかったというのも至極残念極まりないです。

地域住民にとってどの便がなくなったら困るかのヒヤリングなしに一方的に減便されてしまうことが今回わかったことが大変ショックな出来事でした。

3.陳情が門前払いされる現状

私たちもこの状況を黙って我慢していたわけではありません。JR西日本に対し、どうすればこの状況を伝えることができるのか。

まずは行政ルートで陳情書を持って行くのが筋です。町長に直談判した際、要約するとこのように言われました。

既に町としては減便問題についてJR西日本に陳情しているが、「年間の利用客がこれだけだと減便せざる得ない」との回答で聴く耳を持ってもらえない。特に今回は町民が利用する列車ではなく、観光客が利用する列車ということであれば、行政からではなく観光協会として陳情してみてはどうか。

とのことでした。

そこで、竹野観光協会さんと香住観光協会の連名でJR西日本さんへ陳情書を提出しました。

それに対してJR西日本さんの回答は

個別の便に対する陳情は受け付けません。また、今後観光協会からこのような陳情は2度と出してこないでほしい。何かあったら行政を通して言ってきてください。

とのことでした。立場によって受け取り方は様々でしょうが、私たちの立場からすると、たらい回しにあって何ら解決しなかった結果となり、この1年間の減便問題に対する行動が空回りで終わってしまいました。

今後、減便問題に対してどのように取り組んでいくか

実際に列車が減便された状態で冬の1シーズンを過ごした結果、観光協会への協会員さんからの相談、苦情がより一層増えました。元々日本海側、但馬人気質として、何らかの障害があっても口には出さず、我慢する傾向の多い住民性のある地域ですが、コロナ明けの需要と人手不足も重なり、減便が与えた影響は声に出して言わなければならないほど、日々の仕事に大きな困難を与えていました。

U5H但馬牛より

「でも言わない」ではダメですね!!(U5H但馬牛より)

当館自身、朝早くから朝食の用意、佐津駅ではなく香住駅や餘部駅への送迎、日帰り昼食のお客様を減らすなどの対応で対処してきましたが、簡単ではなかったシーズンを実感していますし、来シーズン以降もこの対応ができるかどうかはわかりません。

他のお宿さんも減便に伴う様々な問題が生じているとの意見をいただいています。現在、観光協会員に対し、この件に関するアンケートを実施し、あらためて「減便でどう困っているか」を言語化し、再度あらゆるルートから陳情をしていきたいと思っています。

JR減便調査アンケート

JR減便アンケート調査、遅くなりましたが実施します!

目標は

香住上り9:38発の11月から3月の臨時便としての再開

です。それに伴い、他の便がなくなることも受け入れることも、赤字路線ですから覚悟しています。再開は勿論の事、今回のように事前のヒヤリングもなく、一方的に多くの方が利用する便をなくすという行為はないよう、声は上げていかなければならないと思っています。

現実問題として再開できるかどうかわかりませんが、できる活動をギリギリまで頑張りたいと思っています。香住への冬のカニ旅行を楽しみにされている皆様には、是非とも応援してもらえたら嬉しいです。

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