兵庫県北部の大雪予測において海雪・山雪があることを知っておこう
おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです！！
昨日のブログにて、
実は当館近辺が降っていないから道中が降っていないというわけではありませんので、私の回答にあまり意味はない場合もあります。
というお話をさせていただきました。
海沿いで大雪が降るのはどんな時？
海沿い香住は全く雪が降っていないのに、道中の和田山、養父、あるいは豊岡が大雪、ということもあります。あるいは、豊岡まで全く雪に遭遇しなかったのに、香住に来たら海の近くだけ大雪、なんてこともあります。
今日はこの違いについて知っておいていただきたいと思います。
海雪、山雪という言葉
山沿いは大雪なのに、海沿いは全然雪が降っていない。これを私たち地元では
今回は山雪だね
と、言います。逆に
海沿いは大雪なのに、山沿いは全然雪が降っていない。これを私たち地元では
今回は海雪だね
と言います。地域によっては”里雪”と呼ぶこともあります。
これが意外にどちらも大雪ということは少なく、どちらかに偏ることが多いです。また、どんな時に海側で大雪となり、どんな時に山川で大雪となるかもある程度わかっています。それは
強い南風を伴う大雪の際は海雪（里雪）
強い北風を伴う大雪の際は山雪
といった傾向があり、天気図の見た目でもわかります。具体的には冬型に一般的な等高線が縦にまっすぐ並ぶ気圧配置の時は山雪になります。
等高線が縦になった2021年12月1日の天気図
実際、香美町でも山沿いが白くなった１１月末から１２月頭です。もちろん、海沿いに雪は降りませんでした。
この縦の等高線にボコッとコブができた時が海雪となります。今年の１月末の天気図を以下に紹介します。
縦の等高線にコブができている2021年1月29日の天気図
ちなみに、この日の佐津集落の様子。
海沿いで大雪だった２０２１年１月２９日
海側は降っていないのに山側は降っている。その逆も然り。お電話で
雪の様子どうですか？
と聞かれ、現地の様子をお答えしても、道中の参考にはならないのがこのためです。また、あくまで傾向として、のお話ですが、１２月までは海側で大雪、１月から２月は山側で大雪になることが、確率的に高いように感じています（あくまで傾向であって、絶対ではありません）。
あくまで参考程度にとどめた上で、行き先と道中、それぞれの積雪情報のチェックが必要なことを改めてご承知下さい。
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