香住海岸を列車で観光する（佐津駅から余部駅まで）
おはようございます！民宿美味し宿かどやのガクです！！
昨日ご紹介させていただきました、余部橋梁を列車で渡るアクティビティ。
車窓から眺める風景という意味でも乗る価値があると考えています。なんと言っても景勝地「香住海岸」が広がっています。また、ローカル線ならではの楽しみ方も。なんといっても佐津、柴山、香住、鎧、餘部と５つも駅があるわけですから、横に長く、乗車をお楽しみいただけます。
今回の乗車より一例として、見どころを５ヶ所、ご紹介します。
1.佐津駅は上りと下りが交差する駅
佐津駅は無人駅の小さな駅ですが、ホームに対し、上りと下りの両側の乗降線があります。また、時刻表をご覧いただくとお分かりいただけるのですが、上り列車と下り列車がすれ違うタイミングであることが多いです。
佐津駅時刻表。上りと下りが同じ時間であることが多い
同じ時間でなくても、特急列車とのすれ違いの駅として利用されることもあり、運が良ければ臨時列車や観光列車を間近でご覧いただけることもあります。
目の前に瑞風停車中、なんてことも！！
2.柴山駅から見える柴山港
柴山駅は眼下に柴山港を見下ろす位置にあります。柴山ガニの水揚げで有名な場所で、少し当国ではありますが、車窓から港の上屋もご覧いただけます。
柴山駅列車から柴山港を臨む
3.中心地である香住駅
５つの駅のセンターであり、香住漁港や役場などのある香美町の中心の玄関である香住駅。駅は無人駅となり、自動券売機での対応となっています。待合室は高校生の時間待ち中の勉強の場となっています。地方の駅の活用方法を垣間見れる場ともなっています。
待合室は自習室に（午後の一部の時間のみです）
4.鎧の袖が見られる！！
「香住海岸」を観光するという意味で、余部橋梁を渡るのと同じレベルでメインスポットとなるのが香住ー鎧駅間で見られる「鎧の袖」。鎧の袖って遊覧船に乗らないと見られない景勝地と思われがちですが、実は列車の車窓から比較的近い距離で見られるのです。
車窓から見ることのできる鎧の袖
将来的には、このタイミングで列車を徐行していただけると嬉しいですね。
5.崖の上にある？！鎧駅
意外と景勝地なのが、鎧駅から見下ろす鎧港です。
鎧駅停車中の車窓から鎧港を臨む
ただ、こちらはあえて列車を降りて北側のホームから眺めた方が絶壁の上に位置する鎧駅からの絶景が楽しめてより景観が楽しめそうです。10分ぐらい停車してもらえると嬉しいですね。特にゴールデンウイーク中の海上こいのぼりは美しい海と合間って圧巻です。
鎧駅から見下ろす海上こいのぼり（R7.4.26.撮影）
以上、余部橋梁を渡る以外にも５つほど、この区域の魅力を紹介させていただきました。他にも矢田川を渡る瞬間も私は好きです。
車窓より矢田川を渡る瞬間
佐津駅から餘部駅は片道約20分大人240円、往復で約40分480円で乗車できるアクティビティです。これ、余部橋梁を列車で渡るだけでなく、鎧の袖もご覧いただけますし、観光列車として常時ピストン運行されると嬉しいなぁと思います。
お客様によっては、お車で来たお客様でもあえてアクティビティとして乗車されて見られるのも良いのではないかと思います。いかがでしょうか。
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