但馬牛の価値をもっと高めたいと改めて感じました

グルメ食材

いよいよ本日から11月。松葉ガニシーズンも始まります。

そんな中、気を引き締めないと、頑張って価値をお伝えしていこうということがありましたのでご紹介させて頂きます。


今日はお肉のお話です!!

 

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。

先日、兵庫県内においてJA直営店の牛肉偽装事件がニュースになりました。

先日の神戸新聞で以下のような記事がありました。

 

JA直営レストラン 「但馬牛」ヒレ肉を「神戸牛」として提供

 

メニューに表示した「神戸牛フィレ肉」を注文した顧客の一部に、格付けが低い「但馬牛フィレ肉」を提供していたと発表した。判明した偽装は2016年4月から今年10月15日までの約3200食分。正規料金との差額は約1千万円とみている。

これ、取り方によっては但馬牛の評価をものすごく下げてしまっています。

神戸市内で会見した曽輪佳彦兵庫県本部長は「神戸ビーフの信用に傷つけ、多大なご迷惑をおかけしたことを反省し、おわび申しあげます」と謝罪した。

これ、むしろ但馬牛の信用を傷つけていますよね。

これで但馬牛は安もん牛、というレッテルをはられてしまったら・・・

この機会に「神戸牛=但馬牛」ということをしっかり説明しておかなければらないと思いました。


但馬牛は肉質の良い遺伝子を持っている

神戸牛(こうべうし)という牛は存在しません。

神戸牛(こうべぎゅう)というランクの牛肉が存在しているだけです。

実は神戸牛(神戸牛)は但馬牛(たじまぎゅう)の中から選ばれます。

但馬牛(たじまうし)をお肉にしてみないと神戸牛(こうべぎゅう)になるかどうかはわからないのです。

ザックリわかりやすくいうと、

但馬牛の中で霜降り度数の高いランクのものを神戸牛

と言います。霜降りが多くなれば総じて高価になります。なので格付けが高い、低いという表現は、一般の人にとってはそうなのかもしれません。

でも但馬牛は但馬で、神戸牛は神戸で蓄養していると思っている人結構多いんですよね。神戸市内に神戸ビーフの牧場はないはず(笑)。そもそも神戸牛(こうべぎゅう)というお肉はあっても、神戸牛(こうべうし)は存在しないのです。

なので、この記事で誤解してほしくないのは、JA及びこのレストランは

産地を偽ったのではなく霜降りの等級を偽った

のです。

いずれにせよ、今回感じたこと。

但馬牛と神戸牛の違い、但馬牛の本当の価値。

まだまだ伝えきれてない

ってことです。

ただただ

但馬牛は松坂牛や神戸牛の素牛です!!

って言っても、

だから何?

って感じですよね。

日本人の霜降り信仰、「霜降り=脂」の良いお肉ほど高価になのは事実。残念ながらこの記事は間違ってはいません。

でも、近年の脂分、霜降りを避ける傾向、お肉本来の味を楽しみたい!というニーズで言えば、但馬牛はまさに最適です。

また、根本的な話になりますが、神戸牛を但馬牛と言って販売しても良いのです。

例えば、城崎温泉の但馬牛いろりダイニング三國さんはそうです。


三國さんで出されている但馬牛の但馬玄。
「神戸ビーフ」と書かれています

そもそも、今回偽装していたレストラン。但馬牛のコースも出されていたのですが、神戸牛よりやや安いとはいえ、それでも十分一般庶民から見れば十分高価なのです。


3~4千円しか価格差はありません!!

これって但馬牛の特徴、おいしさを改めてアピールするチャンスなんじゃないかなぁ、と。

それは直接お客様に接する立場である我々飲食店や宿泊施設がやるべきことではないのかな、と。

松葉ガニと香住ガニ(紅ズワイガニ)との違いにしてもそうです。しっかり違いとそれぞれの特徴、良さを紹介すること。

改めてその重要性と使命を感じました。

但馬牛、おいしいですよ♪

香住ガニもおいしいですよ♪

 

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TODAY’S PHOTO
松葉がに初せりまつりは
柴山港にて11月6日です!

もう、ノボリが出されていました!

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