3月の松葉ガニは味が落ちるって本当ですか?

グルメ食材

2月も後半に差し掛かろうとしています。

2月最後の日曜日には柴山港でカニ感謝祭があります。


もう17回目にもなるんですね!

2月25日(日)の午前中です!!

以上、告知です♪

 

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。

さて、先日もまた電話で聞かれました。

3月に入ると松葉ガニの味が落ちるって聞いたのですが本当ですか?

というお問い合わせ。

ちょっと前までは3月にまだ松葉ガニ漁がされている、ということが認知されていませんでしたので、それに比べたら一般進んだ認識なのかもしれません。

3月のカニは美味しい?美味しくない?

まず、結論から言います。

3月のカニは品質的に美味しいか美味しくないか。

私は他の月よりも「同じ値段だすならむしろ美味しい」と思います。

カニ相場は平気で2倍ぐらいの変動があります。

11月は海が荒れた日が少なく、比較的量も多いので安いです。

12月に入り、御歳暮シーズン、更にはその後2月までの積雪シーズンに入ると、カニの価格は一気に高騰します。

分かりやすく言うとピーク時には4千円のカニが8千円、1万円のカニが2万円といった価格に簡単に跳ね上がってしまうのです。


寒波が来た時は年末年始並みの料金に!!

3月に入ると、いわゆる寒波相場にはならなくなり、比較的価格も安定してきます。

つまり、12-2月に1万円で買えるカニと3月に1万円で買えるカニはグレードが全く異なると言って良い。

3月に買えるカニの方が同じ料金で買えるカニ同士を比較した場合、良いグレードのものなのです。

3月のカニは美味しくないってなぜ言われるのか?

なぜ、3月のカニは美味しくないって風評が立ったのでしょう。

私は2つ考えられると思っています。

若松葉ガニ(ミズガニ)が広まっている時期だから

リーズナブルで美味しいけど身入りは悪い。そんなミズガニは1月中旬から解禁。現在は3月禁漁、2月末までとなっていますが、ちょっと前までは3月と言えばミズガニ、というイメージがあるぐらいに広まっていました。

これを食べた方が「3月のカニは美味しくない!」と言われた。


手でバキバキ割りながら
食べられるほど柔らかいミズガニ

「ミズガニ」とは?

脱皮したての殻が柔らかい松葉ガニのこと。1枚数百円と価格が安い。通常の親ガニに比べ身入りが悪く、水分量が高いため”ミズガニ”と呼ばれる。最近は”若松葉ガニ”という名称でよばれることもある。

※個人的には資源保護の見地から私はミズガニ漁には反対ですし、当館ではミズガニの料理はお出ししていません。

(参考)ミズガニ 食べ続けたいけど… 京都や石川では全面禁漁

3月の気温は鍋向きではない?!

カニと言えばかにすき。雪を見ながら鍋が美味しいイメージがあります。


「カニ鍋」は冬の代名詞!!

3月に入ると気温が一気に上昇します。後半にもなれば春の陽気、鍋を食べるという雰囲気でないケースも。

ホッコリ感が薄れる時期でもあります。

味、品質に問題のないカニをご用意させて頂いても、寒さを感じない、鍋指数の低い時期に食べるカニ鍋は「美味しく感じない」というイメージをお持ちの方もあるようです。

そうなんです。美味しくない、ではなく、美味しく感じない、なのです。

そもそも、水温は気温の2か月遅れと呼ばれています。水温的には3月が1年で最も低い時期です。また、松葉ガニの生息する深海は「日本海固有水」と呼ばれる1年中水温0~1℃、塩分34.1程度のほぼ均質な水です。

 

カニの味に影響を与える事はありません。

あくまでイメージが作り出したものではないかと私は考えます。

以上を踏まえ、私は個人的に3月のカニは”お得”だと考えています。宿泊や日帰りで食べにいらっしゃるだけでなく、お買い物でお越しいただくにもおすすめの時期なのが3月です。

3月のカニは美味しくないどころかむしろお得。

そんな風に思う方が増えてほしいと思っています。

 

 

 

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