香美町のイノベ―ティブな部分を上げてみよう

まちの話

本日、3月18日は私51歳の誕生日です。イチローの背番号の年齢です(笑)。

だからと言って特別なブログを書く、というわけにもいきませんが、せっかくなので、かっこいい話を書きたいな、と思いました(;^ω^)。

イノベーションについてのお話です。

 

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!


民宿の親父からイノベーションの話を聞いても仕方ないよ!!

確かにそうかもしれませんが・・・

先日、豊岡である講演会を聴講してきたんです。

こちらの方です。


インテルジャパン元社長西岡郁夫さん

「インテル、入ってる?」のCMをスタートされていた頃の社長さんです。

講演のテーマは「イノベーションを考える」。

イノベーションというのは、技術革新と誤訳されているけど、本当は違う。

新しい技術ではなく、新しい考え方、仕組みのことという基準でのお話でした。

イノベーションの具体事例をLGのインド向け冷蔵庫、AmazonやZARA、更には江戸時代の越後屋(現三越)の事例をやさしくわかりやすく説明してくださいました。

今回開催された場所である豊岡市とのつながりのある方で豊岡市のこともよくご存じ。

「豊岡市のイノベーションとは?」という質問が出されました。

豊岡市のイノベーションとは?

これが意外と答えられない。コウノトリ、とかキーワードは出せるのですが、多くの人がどうイノベーティブなのかを言語化できない。

西岡さんがまとめて発表されたのが3つ。

1)城崎温泉における外湯と温泉旅館の共存共栄(共生)

城崎温泉ではどこの旅館に泊まっても”外湯”というお金をかけずに良いお風呂に入れる仕組みができている。

2)環境と経済の共鳴

コウノトリの野生復帰とコウノトリ米、本来環境問題と経済という両立できないとものを共存させている。

3)世界に通用するLocal

城崎国際アートセンターを設立し、地方から世界に高レベルの舞台作品を送り出せる創作拠点を作り出した。

と言った内容でした。


コウノトリの野生復帰は世界に誇れる
イノベ―ティブなことです

なるほど・・・

それまでの世の中にない仕組みを作って新たな価値創造を作り出すことがイノベーションであるというのがよくわかります。(厳密には明確な利益を生み出して初めてイノベーションと言い、単に発見や発明をしただけではまだイノベーションとは言わないそうです)

ただ、そこで思ったんです。

私の住む香美町にとってのイノベーションって何だろう?って。

香美町のイノベーションとは?

私が思いつくところを挙げてみます。

1)宿泊施設でカニ鍋で振る舞うことを日本で最初に始めた

昭和30年代。まだ香住の民宿が魚釣りの方のための宿だった頃、夕食にカニ鍋をお出しすることを1軒の宿が開始。やがてそれが香住中の宿に広まり、やがては日本海側全域で冬のカニ旅行が一般化した。

2)生け簀でカニ競りを行い、活きたままのカニを流通させた

平成の初めごろまでは松葉ガニって死んだカニを並べて競っていたのが普通でした。船が生きたままのカニを持ち帰り、生け簀で競りを行うことを日本海側の漁港のどこよりも早くで始めた。

3)競る前のカニのランクを100ランクにまで細かく分別した

これにより、カニのランク分けの信頼性と相場(価値)をあげることに成功した。

ありゃ。カニの話ばかり、香美町というよりも香住ですねf^^;


カニだけでもイノベーションが多数

あと、カニ場まつりを毎年開催し、日本で最も古くからカニのお祭りをし続けている、というのもじつにイノベ―ティブだと思います。

山間部の話を持ってきても、但馬牛がらみで出てくると思います。

豊岡市のコウノトリの野生復帰や、城崎温泉の仕組み、芸術の発信基地としての取り組みのように、器の大きな話じゃないかもしれませんが、自分の住む町って客観的にみることが出来ないので思いつかない、見えないだけかもしれません。

”カニ”に限定してこれだけイノベ―ティブな部分が出てくるのが「カニの本場香住」と言われる由縁なんだな、と自慢してよいのかな、なんて思ったりもします(笑)。

いずれにせよ、香住の、香美町の、場合によっては民宿かどやのイノベ―ティブな部分というのをもっともっと言語化できればかっこいいですよね。

外から見て「これなんじゃない?」って言葉で分かりやすく表現できる方がいらっしゃったら、ぜひ私に教えて下さい♪

うーむ。

灯台下暗し・・・。

誕生日ということで、かっこいいブログが書けたでしょうか(笑)。

但馬を訪れる皆さんの参考になるお話になればうれしいです。

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