民宿かどやの名物『おこぜ』料理について

グルメ食材

おはようございます!
民宿美味し宿かどやのGakuです。

昨日、佐津海水浴場の昔話をさせていただいて、続けて思い出話をしたいと思います。
民宿かどやの名物といえば?

おこぜロゴ
ロゴにもなっています♪

おこぜ料理です。

オコゼ料理
顔は怖いが味は最高!夏の名物料理!!

夏の舟盛付ごっつぉプラン「活イカ&おこぜ」でお召し上がりいただけます♪

かどやがおこぜ料理をはじめて、30年近くが経ちます。
考えてみると、もう四半世紀以上おこぜ料理を続けてきていたんですね。

30年前といえば、私の母親が祖父母からかどやを継いで2,3年経った頃です。
競りに行くと、おこぜがあったのですが当時は誰も買い手がつかず、捨てられていたのです。
今でこそ高級魚「おこぜ」ですが、当時の日本海側ではお金にならなかったのです。

ちなみに地域によって高級魚がところ変わると二束三文、ということはよくあります。
例えば、のどぐろ(あかむつ)もそうです。
千葉で『幻の高級魚』として首都圏でブレイク、「えっ?!その魚だったら日本海でもよく揚がるよ、そんなに高くないよ」ということで飛び火、その後ドンドン価格が上昇していきました。

どこかでブランド化され、それで価格が上昇していく、というのはお魚の世界ではよくあることです。
(特定の地域のものだけが高い、という「関サバ」とかもあります。)

背中に毒があり、調理が大変なオコゼは敬遠されていました。
今でもお出しできる宿が少ないのはそのためです。

プラスティネーション標本「オニオコゼ」
こちらはプラスティネーション標本です
実際はこんな風には持てません!!

30年前、当館女将がその美味しさに注目し、黙々と夏の名物料理として出し続けたおこぜ。最初の頃は背びれに刺されて病院や薬局に駆け込むこともあったそうです。(今ではもうそんなことはありません)

でも、背びれを取り除き、しっかり調理してやれば、あんこうのように骨以外全て食べられます。
何より白身で上品な味(イメージとしてはふぐのお刺身に似ています)が夏の暑い時期にピッタリ♪

おこぜ料理
手前にあるのは肝や皮の湯引き。ポン酢で召し上げれ

私が家業を継ぐことを決め、かどやに帰ってきた16年前、地域の集まりなどに行って自己紹介などをすると「ああ、おこぜ料理のかどやさんですね」とよく声をかけられました。地元の宴会などもよく受けていたので、観光のお客様だけでなく、地域からもそのように認識されているんだな、と実感しました。

当時、かどやのロゴマークは「やどかり」でした。

やどかりロゴ
今もまだ看板に残っています♪

「かどや」だから逆さに読んで「やどか」り。単純な発想です。(笑)

okoze
このロゴに変えて16年経ちました

オコゼ料理が食べられるのは6月~8月、夏の間のみとなります。
香住で人気の活イカだけでなく、今では高級魚となっている活おこぜの姿造りが食べられる夏のごっつぉプラン、おいしいですよ~(^Q^)

夏の舟盛付ごっつぉプラン「活イカ&おこぜ」

香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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