宿泊施設の送迎はどこまで許される?

交通事情

おはようございます!民宿美味し宿かどやのGakuです。
昨日のお部屋の冷蔵庫、旅館への飲食物の持ち込みの話、「知らなかった~」というお声を多数頂きました。そうなんです!自分の業界では常識でも、お客さまにとっては全く知らないことってたくさんあるんですよね。今日はもう一つ、旅館の送迎車についてのお話をしたいと思います。

かどやの送迎車
かどやの送迎車のワゴン

どこのお宿も送迎用のワゴンって持っているものですよね。ちなみにお客様の送迎、法律で送迎条件が決められているってご存じですか?私が理解している範囲では2つあります。

(1)送迎は無料で行うこと

有料で行った場合は即、白タク行為になります。(該当法令は、道路運送法第78条 有償運送)例えばお客様がある観光地まで「お金払うから連れてってよ」と言われても、宿側はお引き受けすることはできないんですね。

(2)送迎時に大回りをして観光地などにお連れすることはできない

送迎車両は、駅など最寄りの公的交通機関と宿泊施設の最短距離のみの送迎が自家送迎として認められています。ただ、最近では規制緩和や地域振興という名目で、送迎経路中の観光であれば黙認、といった感じになっています。有名な観光地などに行くために大回りをして行く、というのはこれもまたできません。

ちなみに「最寄りの交通機関」というのがポイントです。当館の場合はJR佐津駅まで、ということになります。が、雪で列車が止まった時など、高速バスの動いている城崎温泉駅や湯村温泉駅までお客様をお連れしたり、迎えに行ったりしたことは何度でもあります。ケースバイケースではあります。まあ、当館の場合圧倒的に自家用車でお越しのお客様が多いので、この法律でなにか起こることはめったにないのですが、昨日からの流れで、「業界では常識でもお客様は知らないこと」を紹介させていただきました。

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TODAY’S PHOTO 『JR佐津駅』
佐津駅
JR佐津駅は無人駅です。
乗り降りの際のドアが限定されます。ご注意くださいね

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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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