香住の宿で冬の松葉ガニプランを予約するというのはどういうことか?

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カニ鍋を食す

おはようございます!民宿美味し宿かどやのGakuです。

自分たちにとってはアタリマエのことだったのですが、お客様にご指摘いただいて知った今更なお話を一つ。いや、ひょっとして、まだ冬の香住にお越しいただいたことのないお客様にはご存じないことかもしれません。

皆さんは香住の冬の松葉ガニプランを見てどう思われますか?

いい旅プランフル
例えばかどやの「いい旅プラン」の場合

最もリーズナブルな「いい旅プラン お試し」のプラン内容は以下の通り。

活け松葉ガニかにさし、炭火焼ガニ、かに鍋(しゃぶしゃぶも可)、雑炊、カニ天ぷら等
※その他八寸、魚介類のお刺身、デザートなどもつきます

こちらのプランに甲羅みその炭火焼きがついたのが「いい旅プラン A」
タグ付柴山がにがついたのが「いい旅プラン B」
どちらもついたのが「いい旅プラン フル」です。

そう、全てがかに三昧のプランなのです。このことは、香住で宿をさせていただいている私にとってはアタリマエのことなのですが、お客様から見れば「カニしかないんかい!!」って話になります。「鍋のない通常の会席プランはないの?」と。

例えば、城崎温泉や湯村温泉のお宿さんは逆に「カニばっかり」ってプランは少ないです。「カニをベースとした会席料理」のお宿さんが多いです。そのため、香住にいらっしゃるお客様からは「食べきれないほどのカニが出るね~」ってよく言われるんです。

カニ鍋UP
そもそもカニ鍋の発祥は香住なんです!

昭和30年代にある一軒の民宿さんが釣りでいらしたお客様にカニを鍋で振る舞った。それまではかに料理といえばゆでガニか焼きガニだけだったんです。やがて鍋をベースとしてゆでガニや焼きガニ、カニのお刺身などのかに三昧フルコースを出すお宿が香住に増えていきました。昭和40年代にカニのフルコースを出していたのはまだ香住の宿だけだったと言われています。

かどやは昭和45年創業。と言っても創業当初は海水浴の宿でした。程なくしてかにすきブームが起こり、隣の柴山の民宿さんはどんどんカニの宿に変わっていきました。「民宿の仕事=夏の海水浴」ってイメージの強かった佐津の民宿は、「冬にまで民宿やるなんて・・・」と香住や柴山の民宿を見てビックリしていた時代もあったんですよ。でも、私の母親(現女将)がかどやを継いだ頃、昭和50年代後半にはもうかどやも冬のカニ鍋をやっていました。この頃でもまだ佐津では夏の海水浴シーズンだけの民宿、冬は民宿をやっていない、というところもありました。「香住=かに」のイメージの強い今では考えられない話です。

それ以降、「香住=かに」、冬に香住に行くのはお腹いっぱいのカニを食べるのが目的、というイメージが定着しました。その期待を裏切らないためにも?!「カニどっさり」プランが多いのが香住なんです。香住の宿で冬の松葉ガニプランを予約するというのは「お腹いっぱいになるまでカニを食べに行く」ということなんです。

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TODAY’S PHOTO『昭和7年の香住漁港』
昭和7年の香住漁港
カニが並べられているのがわかります
戦前から既にカニ競りが行われていました

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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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