新聞では「松葉ガニ」は「ズワイガニ」、「柴山漁港」は「柴山港」と記載されていることが多い

思うこと

今年は日曜日とクリスマスイブが重なりましたね♪
バブリーな時代に20代でかつサラリーマンだった私は、何かしらのイベントにワクワクしていたような気がします。

今の時代、今の若い人たちはどうなんでしょう(笑)


メリークリスマス!!

 

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。

さて、今日はそんなクリスマスとは全く関係ないお話を(笑)。

マスコミ、新聞が使わない言葉ってご存知ですか?

松葉ガニとズワイガニ

例えば・・・

松葉ガニ。


地域名称で「柴山ガニ」と呼ばれることも

「松葉ガニ」という言葉、新聞ではあまり見かけません。
(地方欄ではみることがあります)

2年前の12月の日本海新聞
↓↓↓


ズワイガニが高い

”松葉ガニ”ではなく、”ズワイガニ”になっていますね。

最近の新聞でも・・・


悪天候でズワイガニ急騰

「ズワイガニ」と表記されています。

これは、”松葉ガニ”が地域名称で、「ズワイガニ」が正式名称だからです。

勿論、ブランドガニの呼称(津居山ガニ、柴山ガニ、浜坂ガニ等)も、説明の中で使われることはあっても、新聞の見出しで使われることはありません。

あ、あと余談ですが、2年前も今年も12月にカニ高騰の記事を貼りつけてしまいました。

今の時期だとどうしてもこの手の記事になってしまいますが、12月は悪海況とお歳暮等の年末商戦が重なって昔から高騰する時期です。

もちろん、様々な資源同様、減ってきているというのもあります。

ただ、どんどん高級食材化してきているのがこういった記事を見比べると感じられます。

柴山漁港と柴山港

続いて、柴山漁港。

マスコミ、新聞等で「柴山漁港」という言葉はありません。全て「柴山港」で統一されています。


柴山港全景

実は、「柴山漁港」は存在しません。「柴山港」です。逆に香住は「香住漁港」です。

この違い、「港湾」と「漁港」の違いです。柴山は「港湾」、香住は「漁港」なのです。

港湾とは?

港湾(こうわん 英:Port)とは、古くは泊(とまり)などから発展した港・湊(みなと)であり、島嶼・岬などの天然の地勢や防波堤などの人工構造物によって風浪を防いで、船舶が安全に停泊し人の乗降や荷役が行なえる海域と陸地を指す。水陸交通の結節点となる機能を持つ港湾には、物流・旅客輸送が円滑に行われるために各種の港湾施設が整備され、ポートオーソリティ(港務局・港湾局)・地方自治体などの組織によって管理・運営されている。

Wikipedia「港湾」より

法律的な解釈で言えば「港湾」とは国土交通省の管轄で、主に物流拠点としての機能を重視して整備された港のこと。

「漁港」とは農林水産省(水産庁)の管轄で、漁業拠点としての機能を重視して整備された港のことです。

あくまで法律的な解釈になりますが、漁港は漁業専門、港湾は不特定多数による平等利用が原則、貨物輸送船や定期旅客船、作業船、漁船あるいはヨット等、ほとんどの種類の船舶に利用されるということになります。(もちろん、許可が必要で好き勝手に一般の方が使ってよいというわけではありません)

香住漁港という言い方はありますが、柴山漁港という言い方はされません。逆に香住港という言われ方はされています。

管轄省庁で決まっていることですので、お役所的な話ですが、マスコミではこの辺をきちんと判断されているわけです。

以上、どうでも良いささいな言い回しの問題ですが、新聞を読んでいる時に「あ、この言葉で統一されているんだな」といったような言葉に気づき、その意味を調べてみるというのも何気に面白いですよ。

*******************************************************

TODAY’S PHOTO
竹野「はさかり岩」

竹野にお買い物に行った際にパシャリ
今週末は穏やかな海の日が多かったです


民宿かどやプラン一覧はこちら

*******************************************************

香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
↑↑↑
スマートフォンから電話番号を
タップすると直接発信可能です

 

 

タイトルとURLをコピーしました