民宿や小規模旅館等、靴を脱いで入館する宿へキャリーバッグで行くのはおすすめできません

大型のスーツケース、キャリバッグ 旅の楽しみ方
大型のスーツケース、キャリバッグ

民宿や小規模旅館等、靴を脱いで入館する宿へキャリーバッグで行くのはおすすめできません

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!

最近、当館でもキャリーバッグ(スーツケース)でお越しのお客様が増えています。飛行機に持ち込み可能なコンパクトなサイズのも普及していますので、旅行カバンの定番となりつつあるのでしょうか。

当館の場合、近隣からの車でのカニ旅行の方が多いため、1泊2日でそんなに荷物はないと思うのですが、家族の荷物を1つの大きなスーツケースに入れて持って来られる方も時々あります。列車のお客様や、遠方からの旅行で、長期滞在のうちの1泊が当館の場合は仕方ありませんが、京阪神地方からの1泊旅行の場合、特に当館のような民宿、小規模旅館では正直言ってお勧めしません。2つの理由があります。

1.小規模宿にはエレベーターがありません

まず、いわゆる小さな旅館や民宿でエレベーターのある宿は滅多にありません。特に当館もそうですが、古い宿ほど1階が食事をする場(宴会場だったり、食事処、食堂等)で、2階が客室というケースが多いです。つまり、大きなスーツケースを持ってきた際に、階段で持って上がらなければなりません。当館の場合、私のような男手がいますが(といっても一人だけです)、年配のご夫婦や女性しかフロントにいないお宿さんは意外に多いです。田舎は高齢者率が高いため、2階まで大きなスーツケースを持って上がれるような力のあるスタッフがいない場合もあります。

階段は少し急ですが、手すりは設置しています

スーツケースは自分で階段を持って上がれる重さのものか?

自分で持って上がれないレベルのカバンを持ってくるのは、お部屋まで運べないリスクがお宿さんによってはあります。

2.靴を脱いで家屋に上がるスタイルの宿が多いです

民宿や小規模旅館の場合、靴を脱いで家屋に上がる家庭と同じスタイルの宿が多いです。つまり、屋外で使用したキャスター(車輪)は拭かないと転がすことはできません。また、大きければ大きいほど、タイヤの汚れが客室内の畳に付着しやすく、とれないというトラブルの話を業界内でよく聞くようになりました(外国からの旅行者は大型スーツケースの方が多いため)。

屋外で転がした車輪は、拭かずに室内で転がすことはできない

おそらく日本の家庭環境ですと、多くの方が旅行から帰り、自宅にバッグを入れる際、車輪の部分を拭いてから部屋に持ってはいると思います。客室だけでなく、宿によっては自宅同様に廊下や階段なども土禁のところは多いです。

キャスター付バッグの場合、基本的には靴のまま客室に入るホテル等での旅行で利用するものとお考えいただいた方が良いです。

家族さんなどで、カバンを1つにまとめたい、そうなると全員分を入れるとなると大型スーツケース(キャスターバッグ)になってしまうということはよく考えられます。しかし、小さな宿、古くからある旅館や一般的な民宿の場合、キャスターバッグで入館されることで気を遣わないといけなくなることが出てきます。ダメではありませんが、配慮が必要になり、それがストレスとなる場合もありますので、旅先の宿の構造を理解した上で、旅行へ行く際のカバンを選定を考えることをお勧めします。

最近、トラブルをよく耳にするようになりましたので、旅を快適にするための留意点の1つとして参考になるお話でしたら幸いです。

大型のスーツケース、キャリバッグ

大型のスーツケース、キャリバッグ

******************************************************


LINEからのお問い合わせはこちら

香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
兵庫県美方郡香美町香住区訓谷319番地
Tel:0796-38-0113
↑↑↑
スマートフォンから電話番号を
タップすると直接発信可能です

メールでのお問い合わせフォームはこちら

タイトルとURLをコピーしました