カニの季節から夏の海へ。6月の香住の海の風景

曇り空なれど、ベタ凪の海の日が多いのが6月 まちの話
曇り空なれど、ベタ凪の海の日が多いのが6月

カニの季節から夏の海へ。6月の香住の海の風景

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!

5月と6月。港町、海沿いの町である香住の海岸では、見える風景が大きく異なります。冬から春にかけての活気あふれる喧騒が少しずつ落ち着きを見せ、町全体がゆっくりと夏の準備を始める6月。心地よい潮風を感じながら歩く初夏の香住は、この時期ならではの穏やかな魅力があります。

例えば、柴山港へ行くと、5月末で漁期を終えた底曳網漁船が連なって停泊しています。

休漁とともに停泊している底曳網漁船

休漁とともに停泊している底曳網漁船

冬の間、松葉ガニやホタルイカ、底もんの魚を求めて日本海の荒波へと果敢に漕ぎ出していた船たち。あの時期の熱気と活気で満ちていた港の様子とは異なり、今は静かな休息の時間を迎えています。ずらりと綺麗に並んでロープでしっかりと係留された船体からは、厳しい自然と闘い抜いた後の、どこかほっと一息ついているような安堵感が漂ってきます。

時折、甲板では秋からの新たなシーズンに向けて、漁具の手入れや船のメンテナンスを行う漁師さんたちの姿が見られることも。上屋で底曳網のメンテナンスをされているのを見かけることもあります。

また、海辺、ビーチへ行くと、お天気が良くても悪くても海はべた凪の日が多いです。

曇り空なれど、ベタ凪の海の日が多いのが6月

曇り空なれど、ベタ凪の海の日が多いのが6月

「日本海」と聞くと、冬の荒々しく波打つダイナミックな海を想像される方が多いかもしれません。しかし、6月の香住の海は、まるで湖のように穏やかな表情を見せてくれます。風の少ない日には波ひとつ立たず、穏やかな顔を見せてくれます。

6月は波が高くてもこの程度(R8.6.8.撮影)

6月は波が高くてもこの程度(R8.6.8.撮影)

晴れた日の透き通るようなエメラルドブルーの海はもちろん息を呑むほど美しいですが、梅雨時期特有の曇りや雨の日の、しっとりとしたグレーと深い青が溶け合うような海もまた、水墨画のような情緒があって魅力的です。波の音が「ザバーン」ではなく、「チャプ……チャプ……」と微かに優しく響くビーチ。波打ち際をただゆっくりと歩いているだけで、日常の喧騒を忘れて心が洗われるようです。

夏の海水浴シーズンが本格化して賑わう前の、まるでプライベートビーチのような静寂を独り占めできるのは、この時期だけの特権と言えます。

1年で最も観光客の少ないのが6月でもあります。観光地ではなく、田舎のありのままの漁村風景を感じさせてくれるのがまさに今の時期です。穴場シーズンでもある今の時期、ぜひ足を運んでみて下さいね。

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