マニアック講座「セコガニの見分け方・選び方」～セコガニ大好きな方必見！

おはようございます。民宿美味し宿かどやのGakuです。先日チェックアウトの際お客様に、かすみかに場まつり内で開催されている「セコガニつかみどり」をご紹介させていただいたところ、チェックアウト後に実際にチャレンジされたようで、楽天トラベルの「お客様の声」に記載してくださっていました。

※前略にて一部抜粋

嬉しいお声を頂戴しました。ありがとうございます！！しかし2回で１８はいはスゴイです！今年の相場１ぱい500円としても9000円分です！つかみどりは1回1000円ですから、2000円で9000円分のカニをゲットですね！！確実に主催者側は赤字です（笑）お祭りはそうでなくてはですね＾＾

さて、昨日62ランクもある柴山港のセコガニの選別について紹介させて頂きました。その中に見慣れない言葉もあったかと思います。これがどのように違うのかを説明していきます。

外子の名称「黒子と赤グロ」
セコガニにも”ヤケ”と”指落ち”
ベストは大きめのもので”黒子”

外子の名称「黒子と赤グロ」

一般的に“セコガニ”としてお土産屋さんで販売しているので多いのは“黒子”と言われる外子が黒い上位ランクのものです。

卵の色に注目！黒っぽいでしょ？

セコガニはメスです。この黒い色の卵は時間が経過している、人間で言えば『熟女』とお考え下さい。

そちらに対して卵が明るいオレンジ色のもの。

鮮やかなオレンジ色です！！

こちらは卵を産んでからまだ若いもの、人間で言えば『ギャル』といったところでしょうか。

つまり、セコガニは卵の色で歳を判断することが出来るんです！！
（あ、もちろん正確な数値年齢まではわかりませんｗ）

ランク（価値）的には黒子＞赤グロです。

つまり、

セコガニの世界では熟女の方がギャルより価値があるということです！！

赤グロと呼ばれる外子が明るい色のセコガニよりも黒子の方がセコガニとしての味も上とされています。

セコガニにも”ヤケ”と”指落ち”

昨日のランク分けをご覧いただいての通り、他にも色々な言葉があります。オスガニと同様の名称のものもあります。“ヤケ”とは見た目のすすけたもののこと。見栄えが悪いとされていますが、食べる分には味は落ちません。

番ガニの下に「中スス」のランクが
我々が見るレベルだと変わりませんｆ＾＾；

また、指落ちもお土産用としては不適格ですよね。

このことで注意していただきたいのは

『おみやげ屋さんでセコガニを買うと高い』

と思われている方もいらっしゃいますが、おみやげ屋さんは赤グロより黒子、ススや指落ちは避けることで、ランクの高いカニをチョイスしているからです。時期による変動もありますし、決してぼったくっているわけではありません。

とは言え、「ひょっとしたら高くでかわされているかも・・・」なんて不安もあるかもしれません。なので、おみやげ屋さんは信用のおけるお店、信用のおける人から紹介してもらったお店で購入するのが大切です。

ベストは大きめのもので”黒子”

というわけで、昨日のお話とつなげますと、大きいほど価格は高くなります。ということは“黒子”で大きめのものがお土産のセコガニとしてはオススメということになります。

こっちではなくて↓

こっちです！！↓

家庭で召し上がっていただく用、ということであれば見た目はさほど重要ではない。その為、指落ちやヤケがお買い得。お味噌汁やセコ飯に使うのであれば、大きさもそんなに重要ではありません。そういったものは市場にはあまり出まわらず、時々地元スーパーに並んだりします。スーパーの方がお土産屋さんより安いのはそういったランクの背景もあったりするんですね。（ただし、今年はそのレベルのものでも高いです！！）

セコガニの購入を考えてらっしゃる方、参考にしていただければ幸いです。

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TODAY’S PHOTO
「外子の中にある筋は食べられません！」
卵と一緒に細～い筋も口に入ってきます。
こちらは食べられませんので
歯でスィーーーっと取り出しちゃって下さい。