本の紹介「カニという道楽 ズワイガニと日本人の物語」越前、丹後、香住、城崎温泉のカニを食べる文化が全てまとめられています!

カニという道楽 ズワイガニと日本人の物語 グルメ食材

11月6日の解禁を1ヶ月切ったところに素晴らしいカニ読本が発売されました。

カニという道楽 ズワイガニと日本人の物語
カニという道楽 ズワイガニと日本人の物語

今日はこちらの本の紹介をさせていただきます。

 

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!

冬になったらカニを食べる。関西では当たり前の文化です。しかし、この文化っていつ頃生まれたのでしょうか。

関東にこのようなカニ食文化はありません。どちらかというとズワイガニ(松葉ガニ、越前ガニ)よりもタラバガニや毛ガニの方が有名で、「カニ=日本海」ではなく、「カニ=北海道」のイメージの方が強いです。(私も8年間関東に住んでいたので、この辺のニュアンス、わかります)

まず、この本の中ではいつ頃どのように大阪を中心にカニを食べる文化が普及していったのかが考察されています。その要因としてはやはり「かに道楽」さんの影響が大きかったようです。(本の中では「かに道楽」さんが当時どんなことをされていたかも詳しく紹介されています)

かに道楽さんは元々城崎マリンワールドを運営している日和山観光さんが昭和30年代に創業したお店。発祥は兵庫県北部なのです。かに道楽さんが始めた「かにすき」。これを香住の民宿が宿泊客に提供し始め、カニを日本海側に食べに来る「カニツーリズム」が始まったそうです。今や日本海側の多くの地域で実施されているJRのカニかにエクスプレスも冬のJR利用、閑散期対策として香住からスタートしたとのこと。


毎年佐津駅にもノボリや弾幕が

今では「冬になったら日本海にカニ食べ行こう!」のイメージを作ってくれた私たちにとってはありがたい存在です。

とにかくこの本は、越前から山陰までいわゆるズワイガニ(越前ガニ、松葉ガニ)の地域をくまなく回り、細かく取材されて書かれた方であることは読んでいてよくわかります。

私自身、香住に関することは知っていることが多かったですが、大阪はもちろんのこと、越前、丹後、城崎温泉に関するカニ食文化について、初めて知るエピソードもたくさんありました。

ネタバレになるので、こちらでは紹介しませんが。当館ではお部屋に1冊ずつこちらの本を置かせていただきたいと思います。

カニという道楽 ズワイガニと日本人の物語
まとめ買いしました!!

当館の歴代のニュースレターとともに、お部屋でのんびりカニのウンチクをお読みいただきながら夕食のカニフルコースに備えるなんていうのはいかがでしょうか。

もちろん、「読んでみたい!自分で買ってカニ旅行の予習がしたい!」という方はお近くのAmazonで是非ご購入を。

昔からのカニの歴史、ウンチクだけでなく、去年新聞で報道された「ズワイガニ少子化で3年後に半減の危機」や鳥取県が去年12月末時点で制限の93%漁獲してしまった話なども掲載されています。

当館もお客様にご提供している我が地元の減農薬米「カニのほほえみ」も紹介されているし、香住ガニ(紅ズワイガニ)については私へのインタビューという形で掲載されています。私がこれまで当ブログで書いてきたカニネタもほとんど書かれている気がします(笑)。

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消費税増税の始まる10月以降の予約分より
自社公式サイトからの予約システムをリニューアルしました!

10月1日から11月5日までの「香住ガニ」は量で選べる3つのプラン。

11月6日以降冬の「松葉ガニプラン」の予約は以下よりどうぞ。

・ぷりっぷり食感☆活柴山かにの刺身付!“いい旅プラン 基本P”<香住>☆他プランは追加料理で

・一度はしたかった贅沢!妻と温泉に入ってエエ蟹食べたい☆夫婦水入らずの口福旅☆特選番がにプラン”基本”☆追加料理でフルコースに変更可

※プラン変更は予約時フォームにて、オプション機能のアップグレードで行えます。

香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
Tel:0796-38-0113
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タップすると直接発信可能です

 

 

 

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