香住区鎧の伝統芸能、麒麟獅子舞を観にいってきました!

イベント

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!

先日、当地区に古くから伝わる三番叟の行事について紹介させていただきました。

コロナ禍でしたが、今年も無事、香住区訓谷のご神事三番叟開催できました

三番叟といえば室町時代に発祥し、各地域に伝承されていったのですが、この辺りで広まったのは、江戸時代、元禄期ごろからではないかと言われています。

同じように江戸時代に広まった芸能活動として、麒麟獅子舞があります。


日本遺産にも登録されています!

大河ドラマで有名になった「麒麟」。「麒麟がくる」とは、「すぐれた政治を行うとその徳を慕ってその為政者のもとに出現する」という意味で、大河ドラマ的には「世を平和にする人物がやってくる」という意味になります。時の為政者が自分の存在がこの地域を豊かで平和な世の中にしている、ということを伝える為に行ったのが始まりだそうです。

三番叟の目的は五穀豊穣と天下泰平ですが、どちらかというと五穀豊穣の意味合いが強い。対して麒麟獅子舞は天下泰平の意味合いが強いというのが特徴です。


獅子のお面が黒い麒麟獅子は鎧地区のみ

また、非常に興味深いこと。香住の鎧地区より西、新温泉町や鳥取は麒麟獅子舞を継承していますが、鎧の隣、香住の下浜地区より東は三番叟を継承しています。

つまり、香住区内の西と東が分水嶺となり、三番叟地区と麒麟獅子舞地区に分かれているのです。なので私自身、三番叟は何度も見てきましたが、麒麟獅子舞を見るのは今回が初めてでした。

リアス海岸で湾ごとに文化が異なる、峠で遮られている山陰海岸ならではの現象と言えるかもしれませんね。


町内で異なる貴重な
伝統芸能を見学できました!

秋はこれらの行事が多くなります。コロナ禍で様々なイベントが中止になってしまっている今年ですが、このような連投芸能は守り伝えていきたいですね!!

 

香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
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