夕食付、1泊2食という日本の宿泊施設特有の文化について
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
私のような昭和生まれの感覚では、レジャー旅行に行ったら夕食付の旅館や民宿、あるいはペンションに泊まるのが一般的でした。

宿泊施設で晩御飯を食べるということ
ホテルと言えばビジネスホテル。遊びでは泊まらない。ただ、都市部の東京や大阪に泊まる時は遊びの場合でもビジネスホテルを利用する。例えば、夜にコンサートやスポーツ観戦を目的とした旅行の場合は夕食のついていないスタイルを利用するのが例外的と言えました。
それが今では、地方におけるレジャー旅行でも素泊まりで晩御飯は外食、というところも増えてきています。これは海外旅行に行けば当たり前の状況であり、むしろ夕食付の宿泊施設の方が多い日本の方が、世界的に見れば稀なケースであることに気づきます。外国人観光客を多く受け入れている観光地ですと夕食付の日本型宿泊施設の方が珍しい状況であり、日本人でも近年の多様な宿泊スタイルを経験している若い人は、夕食付の方に違和感を感じている人が増えてきているようにも感じます。
夕食付宿泊施設である旅館や民宿、ペンションの方が日本独自の宿泊施設であると言えます。
当館のある佐津集落は残念ながら外食をする飲食店がないため、近年のこういった流れ(「泊食分離」と言います)に対応できておらず、昔ながらの夕食付の宿泊施設ばかりです。
日本においてはそれが当たり前でしたが、多様性の今の時代、むしろ、今まで説明不要と思っていた夕食付の宿泊施設ならではのルールを説明しなければならなくなってきていると感じてきています。例えば、
・夕食時間までにはチェックインを行うこと
・夕食の最終時間を守ること
・そもそも田舎は「深夜に騒ぐ」場所ではないということ
といった留意点があります。
いや、それ当たり前のことでしょ、と思う方もまだ多いかもしれませんが、良くも悪くも「夕食付」の宿泊は夜の行動に制限が設けられてしまいます。
わかりやすくいうと、夕食の時間帯(例えば午後6時から9時ごろ)は、必ず宿泊施設に滞在し、食事をしなければならない、ということです。
そのために、夕食が旅行の中での”楽しみ”になってもらえるよう、郷土料理やご馳走をお出しする。そもそもの旅の目的が”夕食”であったり、館内で過ごせる”温泉”であったりする旅行スタイルが日本では一般的だったりします。

カニ料理などはまさに旅の目的となる”ご馳走”ですね!!
外出することもなく、温泉に浸かり、上げ膳据え膳でご馳走を楽しみ、そのまま就寝することができる。そんな夕食付の宿泊をレストラン付の大型観光ホテルではなく、小さな旅館や民宿でもできるのがこの夕食付のスタイルでもあります。これはこれで、日本の旅行文化として続けて行きたいと思います。
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