山陰海岸ジオパークが条件付き再認定(簡単にいうとイエローカード)に!!

まちの話

週末2日間はどうやら快晴みたいです!!


良いお天気です!!

貴重な秋晴れ、どうやら10月はお天気の良い日が多いという長期予報は出ているようです。

8月、9月と残念なお天気の日が多かったので、10月は良いお天気を期待したいですね!

 

おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです。

香美町がちょうど真ん中あたりになっている山陰海岸ジオパーク。

2008年12月に日本ジオパークに認定加盟、2010年には世界ジオパークに認定加盟しました。


山陰海岸ジオパーク公式サイト

4年おきに更新の審査があり、今年は2回目の日本ジオパークの更新審査でした。(来年は世界ジオパークの更新審査があります!)その結果が発表になりました。

条件付き再認定、イエローカードって??

以下が9月28日付日本海新聞の記事です。


山陰海岸ジオ、条件付き再認定
想定外の改善要求

27日に開かれた日本ジオパーク委員会(JGC)で、山陰海岸ジオパークは、日本ジオパークネットワーク(JGN)への加盟について、条件付き再認定という“イエローカード”を突き付けられた。想定外の改善要求に関係者からは戸惑いの声が上がった。

JGCは「あらゆるレベルでの連携を欠いており、持続的な運営形態になっているとは言い難い」と厳しく指摘。ジオパークの関係団体間で対話を繰り返すよう求めた。

2018年の世界ジオパークネットワーク(GGN)の審査でも条件付き再認定だった場合、19年のJGNと20年のGGNと連続して無条件で再認定されなければ、世界ジオパークの加盟は取り消される。

条件付き再認定=イエローカード。改善されなかったら日本ジオパーク、世界ジオパーク共に認定取り消しになる、ということです。

新聞記事は、かなりわかりやすく書いてあります。実際、日本ジオパークからの文章は以下の通り。

ユネスコ世界ジオパーク国内再認定および日本ジオパーク新規認定地域の審査結果
※リンク先はPDFとなりますのでご注意下さい)

画像で以下に貼り付けておきます。

この 4 年間、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークでは、活発なジオパーク活動が各地で取り組まれ、前向きな展開が見受けられた。また、2015 年には APGN 大会を開催した。その一方で、ジオパーク内のあらゆるレベルでの連携を欠いており、ユネスコ世界ジオパークとして持続的な運営形態になっているとは言いがたい。ジオパークを使って地域全体をどうしたいのか、この課題を先送りせず早急に解決する必要がある。推進協議会や同事務局を含めた様々な主体が問題解決のために対話を繰り返し、山陰海岸ユネスコ世界ジオパークとしての持続的発展の在り方を考えて欲しい。以上のことから、日本ジオパークとして条件付き再認定とした。

アジア大会を開催し、日本のジオパークの中でも先行地としての事例も豊富にある山陰海岸ジオパークですので、余裕で認定されるであろう、と関係者の中では思われていたようです。

イエローカードが出たという結果が想定外であったというのは、先述の新聞記事を見ても感じられます。実際、神戸新聞にも同じように書かれていました。

山陰海岸ジオパーク「条件付き再認定」に驚きの声

兵庫をはじめ3府県にまたがる「山陰海岸ジオパーク」について、日本ジオパークネットワーク(JGN)による再審査が「条件付き再認定」とされたことを受け、但馬地域の関係者からは「まさか」という驚きの声が上がった。住民らの取り組みも各地で活発になり、魅力向上へ機運も高まる中での厳しい評価となった。「ユネスコ世界ジオパーク」の再審査を来年に控え、関係者らは気を引き締め直している。

上記にも書かれているように、”ジオパーク活動”と呼ばれている環境保全、観光活用による地域振興、子どもたちへの教育活用は順調に進んでいると思います。

にもかかわらず、イエローカードとなった理由。

ジオパーク内のあらゆるレベルでの連携を欠いており、ユネスコ世界ジオパークとして持続的な運営形態になっているとは言いがたい。

とあります。つまり、個々には頑張っているけど、鳥取、兵庫、京都の連携がとれていない。エリア内の3市3町の連携がとれていないということ。あるいはひょっとしたら商工農連携がとれていない、官民連携がとれていない、若者と年配者の連携がとれていないということかもしれません。

”あらゆるレベル”とありますので、審査レポートの詳細が帰ってこないとまだわかりません。

ただ、私たち観光業からみれば確かに、府県をまたいで、市町をまたいでの連携が密になっているか、といわれると弱いと言わざる得ません。

今、頑張っていることは自分の町でどんどん進化していっている、縦方向にばかり進化していっていて、横の連携、横方向の進化は弱いままであると言われると反論できません。

市町や府県をまたいだガイドを養成したり、私たち民間人も環境に携わっているのであれば、自分の町以外も紹介できるようになっていなければなりません。

私自身、せめて隣の市町ぐらいはさっと説明できるように、と心がけています。

もちろん、私がその程度やったぐらいで審査結果に良い影響を与えるわけではありません。

現在、私の主宰しているNPOを軸にジオパークガイド養成講座も行っています。


先日私も含め25名のガイドが認定!!

鳥取から京都の方まで。若い方もたくさん参加されました。

今回は特に余部をベースに講習会を行いましたので、すぐ隣の新温泉町の若者も多く参加して下さり、自分の地元新温泉町と隣町香美町香住区余部もガイドして頂ける体制が整いそうです。

まさに今回の課題、市町をまたいだ”連携”の第一歩です。山陰海岸のように広域のジオパークとしての取り組みはまだまだ発展途上です。なかなかできない、できてないことや、やってみての失敗も日本ジオパークから見せれば全てノウハウです。

そんなノウハウの蓄積を先行地のジオパークとして担っているんだ、という思いでいます。

なので、今回の条件付き再認定、イエローカードはあくまで課題の摘出。問題を先送りしない前向きなイエローカードだと受け止めています。

より魅力的な地域となるために。より魅力をわかりやすく伝えられる地域となるために。そのステップとしてのイエローカード。

今回の指摘事項が今後訪れる皆さんにとっても良い結果をもたらすことをご期待下さい。

 

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