香住に来て「民宿」の概念が変わったと言われました

宿の選び方

おはようございます!民宿美味し宿かどやのGakuです。今日はちょっとマジメなお話をば。先日、香美町で主催されたセミナーの中でハッとさせられたお話です。

香住に来て「民宿」の概念が変わった

先日参加したセミナーはじゃらんリサーチセンター主催の香美町観光セミナーです。

佐藤真一さんじゃらんリサーチセンター佐藤真一氏

佐藤氏曰く「初めて香美町に来ました。正直、民宿の概念が変わりました。」

そりゃあ、そうですよね。宿泊先にもよりますが、『民宿』のカテゴリーでありながら部屋にトイレ付、お風呂に露天風呂があるなんてところも。(あ、かどやもそうですよねf^^;)

貸切露天風呂民宿なのに露天風呂がある?!

また、とにかく料理が美味しいっておっしゃられていました。最初からカニや但馬牛というA級食材があるわけですから、それらをお客様に提供するのはマスト、と私達は思っています。しかも、旅館、というカテゴリーで上品にではなく、「もう食べきれない!」と言われるようなボリュームで。当たり前にやってきました。

香住の場合、優れた食材をお腹いっぱいお出しする、ということを多くの宿泊施設さんが第一にやってきています。時に「美味しいものをちょっとだけでいいから」と言われる場合もあるのですが、意外とそれって難しいんです。特に初めてくるお客様に「いいもんをちょっとだけで」と言われても、その人にとっての「ちょっとだけ」という量の加減がわかりません。本当に少なくして「民宿なのに量が少なかった」と言われてしまうのが怖いのです。自分たちのこれまでやってきたイメージを壊すことになるのです。

また、一点豪華主義で施設を整えている、というのも香住の民宿の特徴です。先にも言いましたように露天風呂がある。部屋にトイレがある。でも、かどやの場合、ロビーというものがありません。極マレにですがこんなことがあります。

当館のチェックインはPM3時。チェックイン前にいらしたお客様が「まだお部屋の準備ができていないんです」というと「ロビーでまたせてもらえればいいですよ」と。残念ながらそのロビーがないんです・・・香住の民宿では、ロビーがあっても1、2組さん座っていたら3組目さんからは座れない、というような小規模なものしかない、というところが多いです。

他にも1階には1部屋しか客室がない、というのもバリアフリーではありません。昔ながらの1階が食事部屋、2階が客室です。

そのため、全てに設備の整った旅館だ、と思っていらしたら「~がないじゃないか!」ということになってしまいます。これはあるけどこれはないよ、なのです。自分が欲しかった本来民宿にはないような設備があった場合は嬉しい、でもあると思って期待していたらなかった、となると評価の低い宿、なのです。

私が予約サイトへの部屋提供を少なくしているのはそういった情報伝達の漏れをなくしたいからです。特にA級食材を使用したプランは単価が高くなります。「一人○万円するのに△△もないのか!」っていうクレームやクチコミが、情報発信量の限られる予約サイトほど多いんですね。

現在、当館での予約を自社サイトからと細かく表現できる楽天トラベル、自社サイトへのリンクが許されているヤフートラベルのみとさせて頂いている理由はそこにあります。さらには今、農家民宿やAirbnbなどといった新しい宿泊施設が登場してきています。そのため、「民宿とはこういうもの」という概念が多様化してきています。

そんな中でも良きにつけ悪きにつけ香住は民宿の概念を変えるところだと私も思います。

自分が思っていた通りだった、それ以上だった、それ以下だった。「こんな設備がほしい」というご要望をお受けすることもありますが、それはないけどこれがある、が当館も含め香住の民宿の面白さです。香住には150近い宿泊施設があります。それぞれ独自の個性を持っています。まだいらしたことのない方は、ないものを不満に感じるのではなく、あるものへの驚きを持って「民宿の概念」を変える楽しさがあるといった感じを楽しみにいらして下さいね。

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TODAY’S PHOTO
活イカプラン始まってます♪
活イカ活イカ満足プランは食べる直前に
活きたままのイカをさばきますので
まだ目の前で動いています!!

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香住/佐津/柴山 民宿美味し宿かどや
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