紅ズワイガニ(香住ガニ)のメスが禁漁である理由
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
先日、
香住がにのセコガニってないのですか?
と、お客様にご質問をいただきました。

こちらは11月に撮影した松葉ガニ(本ズワイガニ)のメス、セコガニです!!
冬と春秋、松葉ガニと香住ガニのどちらのシーズンにもお越しいただいているリピーターのお客様です。冬は、セコガニ飯やセコガニの甲羅盛をお出ししているので、春にお越しいただいた際に、素朴な疑問としてお持ちいただいたのだと思います。ごもっともな意見です。実は香住ガニ(紅ズワイガニ)のメスは、全国的に完全禁漁となっており、紅ズワイのセコガニ(メスがに)が市場に出ることはありません。実は私もみたことすらありません。
紅ズワイガニ(香住ガニ)のメスが禁漁である3つの理由
なぜ、香住ガニ(紅ズワイガニ)のメスはこれほどまでに厳重に守られているのか。そこには、深海に生きるカニならではの生態が関係しています。理由を3つにまとめてみました。
1.「2年1産」と子育て期間が長い
冬の松葉ガニ(ズワイガニ)のメスは、毎年産卵する「1年1産」です。しかし、香住ガニのメスは違います。お腹に卵を抱えてから孵化するまで、丸2年もかかります。

松葉ガニですが、メスガニ(セコガニ)の外子(”卵”)です!!
2年間お腹で大切に卵を守り続けるため、その間は次の産卵ができません。つまり、一生のうちに産める回数が松葉ガニの半分。一度数が減ってしまうと、回復するのにとてつもない時間がかかってしまうため、全国一律で「獲ってはいけない」と決められています。
2. 水深800m以深で育つ「スローライフ」な生態
香住ガニが住んでいるのは、水深800m以深という、光も届かない深い深い海の底。水温はわずか0〜1度という過酷な環境です。この冷たすぎる環境では、すべての成長がゆっくりになります。細胞分裂も遅いため、前述の「2年1産」というサイクルになってしまうとのこと。このスローペースで増えているカニを人間がどんどん獲ってしまうことはできないわけです。
3. メスが極端に小さく、食べる部分がほとんどない
私は実物を見たことはありませんが、香住ガニ(紅ズワイガニ)のメスはオスに比べて驚くほど小さいです。甲羅の幅はせいぜい7〜8センチ程度。松葉ガニのメス(セコガニ)よりも更に小ぶりで、身もほとんど入っていません。ですので、漁師さん曰く「松葉のセコガニに比べ、あまり美味しくない」とのこと。
「食べるメリットは少ないけれど、海にいてくれるメリット(子孫を残す役割)は計り知れない」
そのため、、漁師さんも「メスが網に入ったらすぐに海へ帰す」というルールを徹底して守っており、香住ガニという貴重な資源を未来へ繋いでいます。
「香住ガニのセコガニ」は、深海のお母さんが2年がかりで子育てをしています。私たちが美味しい香住ガニを毎年安定して食べられるのは、この厳格なルールがあるからこそです。
お客様の「なぜ?」から始まった今回の深掘り&言語化、私も改めて香住の海の奥深さを実感しました。疑問を投げかけてくださったお客様、ありがとうございました。また面白い話を聞いたら、紹介いたしますね!
さあ、そんなお母さんガニの愛情(?)もたっぷり詰まった香住ガニシーズン、残り1ヶ月ございません。皆さまのお越しを、美味しいカニと一緒にお待ちしております!!

5月末まで鮮度抜群のカニがご賞味いただけます!!
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