いかにしてノドグロは幻の魚、高級魚と呼ばれるようになったのか
おはようございます!民宿美味し宿かどやのガクです!!
昨日に続いてノドグロのお話をいたしますね。
昨日のノドグロブログはこちら↓↓↓

1990年代、埼玉県浦和市(現さいたま市)でサラリーマンをやっていた私は、お気に入りのランチの小料理屋さんがありました。そこの肉豆腐定食と煮魚定食がとても美味しくて。この2つを交互に注文している時期もありました。実は、今でもよく覚えているのですが、この時の煮魚定食のお魚が赤むつ(今でいうところのノドグロ)だったのです。

ノドグロの煮付け、脂がのって大変美味です!!
30年ほど前の話です。埼玉県で7、8百円のランチにてノドグロの煮付け定食を食べることができました。ということは当時はまだ高級魚、と言われるほどではなかったのかもしれません。
ただ、20代の私がハマるほど脂の乗った超美味しい煮魚であったことを今でもはっきりと覚えています。
実はノドグロ(正式名称赤むつ)は日本海側でも太平洋側でも瀬戸内海でも水揚げされます。但し、底曳き網漁の日本海側では大量に水揚げされますが、延縄漁や刺し網漁、一本釣りが中心の太平洋側では水揚げ量が限られていました。
「美味しい魚」と認知はされていても、そんなに水揚げ量が多い魚ではない、すなわち「幻」と言われていたのは、関東発信の言葉だったように記憶しています。
のどぐろが幻の魚、高級魚と言われるようになった理由は?
面白いのは日本海側ではたくさん水揚げされていた。しかし、美味しいけれども白身なのに脂の多いグニョグニョした魚、ということで、「幻」とか「高級」という認識はありませんでした。
ノドグロは鮮度の良いものしか食べられなかった
脂が多いということは、非常にデリケートで鮮度落ちが早い魚ということ。昔は輸送技術が未発達だったため、都会に出荷する前に傷んでしまい、結果的に「水揚げされる漁師町周辺でしか食べられない幻の魚」でした。近年、保冷・輸送技術が発達したことで東京や大阪の高級料亭に出回るようになりましたが、「産地以外ではなかなかお目にかかれない」というレア感も「幻」の由来になっています。

大人気!!「のどぐろの舟盛」
紅ズワイガニ(香住ガニ)がズワイガニ(松葉ガニ)に比べて安物のカニ、と言われ続けていたのは、水分量が多く、非常にデリケートで鮮度落ちが早いカニだったのが理由でした。近年、生簀に活かしたままにする技術や、保冷・輸送技術が発達したことで紅ズワイガニが高騰しているのと同様、脂の多いノドグロも保存技術の向上によって高騰=高級魚となっていったと言えます。
私が30年前に安価な定食で食べられていたのは、まだ当時、「幻」「高級魚」というよりも、「すぐに鮮度が落ちるので魚屋さんで安価に売られていた」時代だったのかもしれません。
2014年、2015年にノドグロが一気にブレイク!!
ノドグロが明確に高くなったのは2014年からです。全米オープンで準優勝を果たしたプロテニスプレーヤーの錦織圭選手が、帰国後の会見で
日本に帰ったら何が食べたいですか?
と聞かれ、
のどぐろが食べたいです
と答えたことが最大のきっかけです。
これにより、テレビのワイドショーなどで連日
のどぐろとはどんな魚か?
が取り上げられ、全国的に名前が知れ渡りました。

当時、私のこのブログのノドグロの記事も、連日1万アクセス以上あったことを今でもよく覚えています。そのため、こんな記事も書いていました。

更に、ノドグロ人気は翌2015年にも続きます。
北陸新幹線が開通し、金沢などの北陸地方が観光ブームに沸きました。その際、地元のご当地グルメとして「のどぐろ」が大々的にPRされ、首都圏から訪れた観光客がその美味しさに感動し、「のどぐろ=高級で美味しい魚」というイメージが完全に定着しました。
島根県と石川県でノドグロが大ブレイク。ノドグロ=日本海のお魚、というイメージが定着したのはこう言った背景があります。
じゃあ、関西から近くてノドグロが水揚げされるのはどこだ?
ということで、香住を中心とする日本海側の兵庫県北部地方も一気に盛り上がったというわけです。
民宿かどやのノドグロプランは2000年代後半から提供していました!!
そんな背景のあるノドグロですが、民宿かどやのノドグロ舟盛付ごっつぉプランは、20年前から既にスタートしていました。
【春・秋P】豪華のどぐろ舟盛付で三世代旅行に人気!香住ガニ&のどぐろ ごっつぉプラン
は、ジオ鍋(3種鍋)よりも前からスタートしていたプランだったのです。当時は、春と秋に鍋のついていないプランを検討した際、ご当地食材である「ノドグロ」をしかも、刺身で食べるという香住ならではの食べ方がある、ということでノドグロの舟盛にこだわったのが始まりでした。
ノドグロは「鮮度落ちが早い」と先述しましたが、だからこそ地元・香住で新鮮なうちに「お刺身(舟盛)」で食べるという贅沢な食べ方を知っていただきたかったのです。

のどぐろ舟盛&塩焼付ごっつぉプラン(一例)も古参プランになってきました
なぜ、ノドグロが「幻」「高級魚」と呼ばれるようになったのか。自分の記憶を絞り出して時系列をまとめてみました。20代の頃、埼玉でランチで食べていた魚が地元の高級食材になっている。ちょっと面白いエピソードだなぁ、と我ながら思いますがいかがでしょうか。
すっかり高価になってしまったノドグロですが、美味しさには自信があります。ぜひ、この4、5月に食べに来て下さいね。
【春・秋P】豪華のどぐろ舟盛付で三世代旅行に人気!香住ガニ&のどぐろ ごっつぉプラン
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